ZOZOが売らない店舗をオープン
大手ファッション通販サイトを運営する「ZOZO」は、12月16日に、自社としては初めてとなる店舗を都内にオープンすると発表したことが報じられました。
店内には運営するサイトで扱う洋服や靴など、およそ700のアイテムが取りそろえられるそうです。
来店は予約制で、店ではスタイリストによる接客とAI=人工知能の活用により、客に似合う服や靴などを提案するサービスを無料で受けることができるということです。
会社では、ネット上で自分に似合うサイズや色味、デザインなどを見つけるのに、現時点で十分なサービスを提供できていないとして、実店舗を活用することで新たな顧客層を取り込むねらいもあります。
ZOZOは「外見をぱっと見て似合うものが分かるのは、人間の感性が勝っていて、リアル店舗の意味がある。将来的には店で集めたデータを数値化して商品の提供に生かしたい」と話していました。
こうした商品を展示したり、試したりする機能に特化した、いわゆる「売らない店」は、デパートなどでも導入が相次いでいて、ネットとリアルの相乗効果で、需要の掘り起こしを図る動きが広がっています。