NTTとKDDI 次世代光通信技術で提携へ
NTTとKDDIが、次世代の光通信技術の開発で提携することが明らかになったことが報じられました。
携帯電話の次世代規格「6G」で世界標準の獲得を目指しますとしています。
次世代の光通信技術では、NTTが「IOWN」と呼ばれる通信ネットワークの開発を進めていて、2030年ごろには携帯電話の通信規格「4G」などと比べて通信容量を125倍に、通信機器などの消費電力を100分の1にすることを目指しているそうです。
NTTとKDDIはこの技術をベースに共同開発を行う提携を近く結ぶということです。
両社は、携帯電話事業では競争関係にありますが、次世代に向けた開発では手を組むことで、特に携帯電話の次世代規格「6G」の分野で世界標準の獲得を目指すとしています。
次世代の通信技術をめぐっては、大容量のデータをやり取りする技術の実現だけでなく、通信機器やサーバーなどで増え続ける電力消費が大きな課題となっています。
両社が通信技術の分野で提携するのは今回が初めてで、次世代の光通信技術の確立に期待が高まりそうだと報じていました。