2022年生まれの赤ちゃんの人気の名前
毎年恒例、今年生まれた子どもの名前ランキングが報じられていました。
子どもの名前調査は、明治安田生命社が1989年から行っていて、今年で34回目の調査になるそうです。
で、今年の傾向は、男の子、女の子ともに自然にちなんだ名前が人気だということです。
明治安田生命社が今年生まれた子どものうち、およそ1万7000人の名前を調べた結果、男の子の名前第1位は、蒼天(ソウテン)の「蒼(ソウ)」と書いて「アオイ」や「ソウ」「アオ」と読む名前で、同率1位には「風がやみ、波が穏やかになる」という意味の「凪(ナギ)」が入り、第3位は去年1位だった「蓮(レン)」がランク入りしたそうです。
女の子で最も多かったのは「陽葵」と書いて「ヒマリ」や「ヒナタ」「ヒナ」と読む名前で、2位には去年3位だった「凛(リン)」、3位には去年15位だった「詩(ウタ)」が入ったそうです。
また、サッカーワールドカップのスペイン戦で逆転のゴールを決めた田中碧選手と同じ「碧(アオ)」は4位に、同点ゴールの堂安律選手と同じ「律(リツ)」は25位に入っているそうです。
また読み方の特徴では、「性別に捉われない“ジェンダーレスネーム”の人気がじわりと広がっている」そうで、「ダイバーシティが広がるなかにおいて、男の子だから、女の子だから、という固定概念に捉われない、男女偏りのない“ジェンダーレスネーム”が、今後新たな定番となるかもしれません」と報じていました。
そのほかの特徴として、“2音ネーム”の人気も上昇しているそうで、女の子の読み方では、“2音ネーム” は従来から根強い人気を誇っていますが、近年、男の子の読み方でも“2音ネーム”が人気となっているそうです。
明治安田生命社は、「外国の方も呼びやすく、馴染みやすいこともあり、グローバルな響きがあります。表記についても、漢字一文字として意味そのものを強調したり、一字ずつあててイメージを自由に表現したりと、表記のバリエーションも豊富です。これらから、“今風”な読み方として、人気が上昇しているのかもしれません」と背景を分析していました。