タイでデジタル技術交流 日本政府 人材育成を支援
タイを訪れている西村経済産業大臣は、デジタル技術を活用した生産の効率化を支援するため、デジタル人材の育成に両国が協力して取り組むことを確認したことが報じられました。
APEC=アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議に出席するため、タイのバンコクを訪れている西村経済産業大臣は、会議の開催に先立って両政府が開いたタイの製造業に関するセミナーに出席し、デジタル技術を活用した生産の効率化などに向け、両国が協力していくとする文書を交わしました。
タイには、製造業を中心におよそ6000社の日系企業が進出していますが、産業のデジタル化が進むなか、サプライチェーン全体で高度なスキルをもったデジタル人材の確保が課題となっています。
今後両国では日本の官民の知見も生かしながら、デジタル機器を活用して生産効率の改善などに取り組める人材の育成や、こうした人材に関する情報共有などで連携を強化していくことにしています。