損保ジャパン社 水素輸送の専門保険、販売スタート
2022.07.06
損保ジャパン社は水素輸送の専用保険の販売を7月にも始めることが報じられました。
水素はこれまでの水素ステーションでの利用だけでなく、内航船の燃料や製鉄などの用途も期待されており、海外から水素を大量に輸送することが考えられ、輸送保険の需要は高いとみているそうです。
これまで輸送時の水素の損害を補償する保険はありましたが、専用保険としての販売は初めて。
貯蔵タンクやタンクローリーなどへの詰め替え時に漏れた減少分や異物混入などによる損害や、引火や爆発などによる第三者への賠償責任なども補償するそうです。
異物混入によりタンク内の水素が全て使用不可の状態になれば、全量を補償するそうです。
損保ジャパン社は保険販売を通じて、2030年までに累計10億円以上の売り上げを目指すそうです。
今後は二酸化炭素(CO2)を回収・貯留するCCSで生じたCO2を海外で埋めるための輸送にあわせた保険などにも広げたい考えだそうです。